URACA
プランジャーポンプは極限まで圧力を高め、
特殊な洗浄用途で力を発揮します。
水の圧力を極限まで高め、特殊な洗浄用途で力を発揮するブランジャーポンプ(ブランジャポンプ)・高圧ポンプならラサ商事へお問い合わせください。弊社のブランジャーポンプ(ブランジャポンプ)・高圧ポンプなら水を超高圧まで高めることで様々な作業を可能にします。石油備蓄基地の油泥や製鋼時に発生する皮膜の洗浄、熱交換器の洗浄など高い圧力が求められる現場で活躍。熱交換器の洗浄、圧力反応器内部洗浄、有害物質、爆発性物質および研磨性物質などで数多くの使用実績があります。
プランジャーポンプとは
この項目でのプランジャーとは、円筒形のポンプ内機械部品を指します。この部品はシリンダー内で往復運動しますが、その際のシリンダー内の容積変化により、流体に圧力を加えます。このプランジャーを用いたポンプがプランジャーポンプと総称されます。
部品の往復運動による流体圧送については、プランジャーポンプの他にピストンポンプがあります。どちらも定量性が特長のポンプですが、両者の違いとして大きな点はシールラインがピストン側にある(ピストンポンプ)か、シリンダー側にある(プランジャーポンプ)かが大きな違いです。
この構造の違いにより、プランジャーポンプはより高圧を出すことが可能です。

頑丈で高い信頼性を確保し、メンテナンスが容易。連続運転に適した高性能パワーエンドを有しています。

正確なブランジャーガイダンス機能を持った最新のシール技術と簡単に芯出しができるスタッフィングボックスがシールを延命化。
- デスケーリング設備、スパンレース不繊布製造設備、海水淡水化装置、モーゴイルベアリング潤滑油脂供給、オンショア/オフショア油田インジェクション設備、石炭液化プラント、超臨界圧での有用物質抽出用途などの各種高圧プロセス
- 配管内部洗浄、コンテナ洗浄、圧力反応器の内部洗浄、熱交換器の高圧洗浄などの各種洗浄用途
- 有害物質、揮発性物質、研摩用物質などの様々な圧送で実績があります。
URACAは、100年以上に亘り容積式ポンプである高圧プランジャーポンプの製造・販売に特化し、市場をリードしてきた世界的なトップ企業で、様々な揚液を高圧で移送することができるポンプを製造しています。
URACAのプランジャーポンプは、多くの過酷な産業分野や用途において24時間休み無く稼動しており、高圧洗浄などの間欠運転用途にも沢山の実績があります。
URACAでは、様々な機械設備システムの中核となる高品質で信頼性の高い高圧プランジャーポンプを供給しています。
<構造図>

パワーエンド(駆動部)

URACAポンプの駆動部は、極地圏から熱帯までのあらゆる環境のもとで、24時間毎日休むことなく稼働し続けることができるよう、堅牢な設計と頑強な機械的強度を持った駆動部を有し、高い安全性と長寿命を兼ね備えたポンプです。
高出力用途ではオイル冷却と強制オイル潤滑方式を採用し、低出力用途でははね掛け潤滑方式を採用。最大軸動力2,600kWまで取り揃えており、電動機駆動だけでなく、ディーゼルエンジン駆動にも対応可能です。
リキッドエンド(接液部)

接液部はURACAの持つ長年の経験と最先端の技術を結集した部品で、高圧の揚液に対する十分な機械的な強度を保持する為、細かい部品の組合せではなく、金属塊を切削加工し製造しており、高機能かつコンパクトな設計を実現しています。揚液に合わせて様々な材質や構造の接液部を製造可能です。
スタッフィングボックス

URACAプランジャーポンプの用途は広範囲な為、スタッフィングボックス及びシールは各種流体にあわせた最適なシールシステムを都度設計しています。スタッフィングボックスには、様々なアプリケーションがあり、取扱いが難しい揚液を圧送の場合、提案可能です。清水はもちろんのことオイル、乳化液、液化ガス、摩耗性や腐食性のある揚液等、様々な用途に対応出来ます。
プランジャー

URACAポンプはプランジャーの往復運動による容積式ポンプで、遠心式ポンプと比べ高効率且つ高圧力の揚液移送が可能です。URACAではポンプのサイズ、パワーウェイトレイシオ、型式や用途等を考慮して3連から5連のプランジャーを採用しています。
バルブブロック

プランジャーポンプの機構から、容積式ポンプにおけるバルブは重要な部品の一つです。バルブ設計においては揚液の特性を考慮した設計が必要で、URACAではあらゆる揚液に対応するため、コーン型、プレート型、ボール型など様々なバルブタイプの設計が可能です。全てに共通して、高効率、耐摩耗、メンテナンスの容易性という特徴を有しています。
機能と構造のご紹介動画
URACAプランジャーポンプのメリット
URACAプランジャーポンプは、長年にわたり改良を重ねてきました。
そのメリットは大きく分けて下記となります。
①耐久性:URACAプランジャーポンプの各部は堅牢に製作されており、高い耐久性を誇ります。
②豊富なバリエーション:URACA伝統のブロック構造設計なので、様々なバリエーションの組み合わせが可能です。
③容易なメンテナンス:メンテナンスは、各ブロック毎で分割で実施出来ます。
その為、必要な個所のみの分解整備も可能です。
| 型式 |
最大出力 [kW] |
最大吐出圧力 [MPa] |
最大吐出量 [l/min] |
|---|---|---|---|
| Series 600 | 570 | 116 |
2,005 (吐出圧力16MPa時) |
| Series 700 | 270 | 300 |
715 (吐出圧力20MPa時) |
| Series 800 | 2,000 | 82 | 5,040 (吐出圧力16MPa時) |
| Series Px | 3,500 | 280 |
11,100 (吐出圧力17MPa時) |
※プランジャーポンプの価格など詳細については弊社営業担当までお問合わせ下さい。

本製品のメーカーであるURACA社は、高圧プランジャーポンプ並びに高圧ジェット噴射装置のトップ企業で、1893年の設立以来世界のリーダーとして技術開発を続けています。
URACA社は、あらゆる産業分野向けの高圧プランジャーポンプ、ポンプ装置およびその付属品の開発、設計および製造を得意分野としています。
よくあるご質問
- プランジャーポンプとは何ですか?
シリンダー内でプランジャー(セラミックやステンレス製のロッド状ピストン)をカムやクランクなどで往復運動させることで液体を吸い込み、高圧で吐出する容積式ポンプの一種です。高圧洗浄機やボイラー給水など、高い圧力が必要な場面で広く利用されています。
- プランジャーポンプの仕組みを教えてください。
プランジャーが後退する際にシリンダー内に液体を吸い込み(吸込工程)、前進する際にその液体を押し出して高圧で吐出します(吐出工程)。この往復運動を繰り返すことで、連続的に送液します。吸込口と吐出口には逆流を防ぐためのチェックバルブがついています。
- プランジャーポンプとピストンポンプの違いは何ですか?
主な違いは、シール(液体を密封する部品)の構造です。プランジャーポンプは、シリンダーに固定されたパッキンの中をプランジャーが往復します。一方、ピストンポンプは、ピストン自体にピストンリングなどのシールが取り付けられています。一般的に、プランジャーポンプの方がより高圧での使用に適しています。
- プランジャーポンプの主な用途は何ですか?
以下のような、高い圧力を必要とする様々な用途で使われています。
高圧洗浄機、表面処理やスケール除去のためのウォータージェット
石油・ガスなどの採掘
化学プラントでの超臨界流体抽出
逆浸透膜(RO)装置への供給
高圧ボイラーへの給水
- プランジャーポンプのメリットは何ですか?
主なメリットは以下の通りです。
小径プランジャーと剛性の高い構造により、同じ駆動力で高い圧力を得やすい。
プランジャーの往復速度や往復量を変えることで、吐出量の調整が容易です。
高い容積効率でリークを抑えられるため、定量供給しやすい。
- プランジャーポンプを選ぶ際のポイントは何ですか?
最高使用圧力(MPa)と吐出量(L/min)が最も重要な選定ポイントです。その他に、移送する液体の性状に合った接液部材質の選定、動力源(電動、油圧、エンジン)といった点を確認します。
- どのような液体に使用できますか?
固形物を含まない液体(低~中粘度液)に適しています。使用する液体の性状に応じて、プランジャーやバルブ、パッキンの材質を選ぶ必要があります。
- 使用できない液体はありますか?
固形物(スラリー)を含む液体は、バルブやプランジャーを著しく摩耗させるため、原則として使用できません。また、非常に粘度が高い液体や、ポンプの材質を侵す腐食性の高い液体も、標準仕様では使用できない場合があります。
- プランジャーポンプの脈動とはどんな現象ですか?
プランジャーポンプの「脈動」とは、ポンプの吐出流量や圧力が時間的に周期的に変動する現象です。往復運動で液体を移送する容積ポンプの特性上、ポンプが押す(吐出)・引く(吸込)のサイクルごとに吐出流量が増減するため、連続して一定流量・一定圧力が得られず周期的な変動が生じます。
- 脈動を防ぐにはどの様な方法がありますか?
アキュームレーターやダンパーと呼ばれる脈動を緩和させる装置を取り付ける方法があります。また複数のプランジャーを設置し稼働サイクルをずらすことで脈動を打消し合わせて防ぐ方法もあります。
- 消耗品にはどのようなものがありますか?
主な消耗品は以下の通りです。
プランジャーシール(Oリング、摺動シール、ダイナミックシール)
吸込・吐出バルブのバルブシート、ディスク
クランクシャフトシール、ガスケット類
- 圧力が上がらない場合の原因と対策は何ですか?
いくつか原因が考えられます。
エアの吸込み:吸入配管の接続部の緩み、漏れを確認します。
吸入側の閉塞:吸入フィルター、ストレーナーの目詰まりを確認します。
バルブの状態:摩耗・固着・破損を確認します。
シールの摩耗:シールが摩耗しリークを起こすと圧力が低下します。
液体の性状変化:液体の粘性上昇、気泡混入、固形物の混入が無いか確認します。
- モーターは回っているのに、ポンプが作動しません。
ポンプとモーターを繋いでいるカップリングやベルトが破損・滑っている可能性があります。また、長期間使用していなかった場合、ポンプ内部でプランジャーやバルブが固着していることも考えられます。電源を遮断し、安全を確保した上で各部を確認してください。
製鉄所(デスケーリング)
製鉄所では鋼板の製造工程において酸化被膜が発生します。それを洗浄して除去するために導入されているのが高圧で水を噴射できるURACA高圧プランジャーポンプ。このポンプが持つ高圧洗浄力は製鉄所でも活かされています。














































