フェルバポンプ ダブルホースポンプ
シンプル&コンパクトな構造で
移送液と作動油の混入を防止したダブルホースタイプ。
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二重ホース構造のため、片方のホースダイヤフラムが破損した場合にも、移送物への作動油の混入を防ぎ、且つピストン部に搬入物が入らない構造。高圧・流量を誇り、流量範囲は毎時0.1~300㎥/ℓ、圧送は最大30MPaまで可能です。
シンプル&コンパクトな構造により、移送液への作動油の混入を防止するダブルホースタイプのダイヤフラムポンプ(往復運動ポンプ)ならラサ商事におまかせ下さい。ホース型のダイヤフラムを二重に組み合わせた革新的なポンプです。この二重隔膜構造により、どちらかのホースが破損しても直ちに検知器が作動します。その為、移送液側への作動油混入、および駆動部への移送液混入の重大なトラブルを未然に防ぐことが可能です。高い圧力と大流量への対応が可能なだけではなく、安定的な運転が可能なダブルホースダイヤフラムポンプです。摩耗性、腐食性のある液体の移送や、気泡を含んだ流体、高濃度スラリーのような従来の機器では難しかった揚液への対応も可能です。

ポンプホースの破損やバルブの不具合を、新型モニタリングシステムが瞬時に検知し、高い安全性を確保。

複連式のポンプヘッドと吐出側アキュムレーター付エアベッセルの組み合わせで少ない脈動を実現。

シンプルなダブルホースダイヤフラム構造により、長寿命と高効率を実現。

摩耗性、腐食性のある液体や、気体を含んだ流体、高濃度スラリー等の移送に対応可能。

従来品と比べ、部品点数が少なく、メンテナンスコストの削減を実現。逆止弁は配管を外すことなく容易に交換可能。
様々なスラッジ・スラリーの他、染料サスペンジョンや樹脂混合物・ラテックスなどに対応。化学分解、製薬分野、バイオテクノロジー、食品産業他。
ダイヤフラムポンプの液漏れトラブル
ダイヤフラムポンプは、多くの産業で使用される信頼性の高いポンプですが、長期間の使用や過酷な条件下では、液漏れトラブルが発生することがあります。ここでは、それぞれの原因と対策について詳しく解説します。
1.ダイヤフラムの破損による液漏れ
・原因
ダイヤフラムは、ポンプの心臓部とも言える重要な部品で、液体を移送させるための膜状の構造を持っています。ダイヤフラムが破損すると、液体が漏れ出す原因となります。破損の主な原因として以下が考えられます。
過度の圧力:ダイヤフラムは一定の圧力範囲内で使用されることを前提としていますが、過剰な圧力がかかると破損する可能性があります。
化学的腐食:使用する液体の性質によっては、化学物質により腐食・劣化することがあります。
物理的摩耗:長期間の使用や異物の混入によって、ダイヤフラムが物理的に摩耗することがあります。
・対策
適切な圧力管理:ポンプの使用条件に応じた適切な圧力設定を行い、過剰な圧力がかからないようにします。
材質の選定:使用する液体に適したダイヤフラムの材質を選定することが重要です。例えば、酸性やアルカリ性の液体には、耐化学性の高い材質を選ぶと良いでしょう。
定期点検とメンテナンス:定期的にダイヤフラムの状態をチェックし、異常が見られた場合は早めに交換することが推奨されます。
2.バルブシート、ボールの摩耗による液漏れ
・原因
吸込、吐出側にそれぞれ設置されたバルブシート、バルブボールは流体を吸込み吐出する為の重要な構成部品です。しかし、長期間の使用による摩耗や異物の混入等で摩耗が進行しリークによって圧力低下が発生する事があります。
・対策
液性に合せた適切な材質を選定する事が重要です。摩耗性流体には耐摩耗性の高い材質を選定すると共に定期的なメンテナンスにより状態をチェックし、摩耗が見られた場合は早めに交換することが推奨されます。
よくあるご質問
- この「ダブルホース・ダイヤフラムポンプ」の最大の強みは何ですか?
二本のホースを重ね合わせた「二重横隔膜式構造」と高圧力・大容量移送が強みです。機種によっては30MPaを超える吐出圧力を実現可能です。
- ホース型のダイヤフラムを二重にするメリットは何ですか?
一方のホースが万が一破損しても、もう一方のホースが漏れを防ぎます。ホース間の圧力変動を検知し破損を知らせるシステムとあわせて、移送液への作動油混入や、作動油室への移送液侵入といった重大なトラブルを未然に防止できます。
- 摩耗性や腐食性のある液体にも対応できますか?
対応可能です。ホースや逆止弁の材質を、移送する流体の摩耗性や腐食性に応じて最適なものを選定することで、より高い耐久性を確保します。また、ホースにより送液をおこなうため、粒子の堆積によるダイアフラムの破損を抑えられます。
- メンテナンスについて教えてください。
従来品と比べて部品点数が少なく、メンテナンスコストの削減に貢献します。メンテナンス性に優れており、特に逆止弁は、配管を取り外すことなくジャッキボルトで容易に交換が可能な構造になっています。
- 脈動は発生しますか?
脈動は本ポンプも含まれる往復動ポンプにつきものですが、ポンプヘッドを複数にする、脈動防止装置を設置することにより、脈動の低減が可能です。
- 気泡を含んだ流体でも送れますか?
気泡を含んだ流体の移送にも対応可能です。詳しい条件についてはご相談ください。
- どのような業種・用途がありますか?
食品、化学、金属、上下水、排水などの使用分野、樹脂混合物やラテックス、各種スラッジ・スラリーの移送などの幅広い用途があります。超臨界・亜臨界プロセス、スプレードライヤーやフィルタープレスでの用途もあります。
- 設置に必要なスペースはどのくらいですか?
高圧・大流量に対応しながらも、シンプル&コンパクトな構造を実現しています。具体的な寸法は、ご要求される流量・圧力モデルによって異なりますので、お問い合わせください。
- ホース・ダイヤフラムポンプとの違いは何ですか?
ホース・ダイヤフラムポンプがホースとダイヤフラムの二重構造であるのに対し、ダブルホース・ダイヤフラムポンプは「ホース自体を二重」にしています。またダブルホース・ダイヤフラムポンプの方がコンパクトなサイズになっています。
- ランニングコストの面ではどのような性能でしょうか。
ポンプ効率が高く、消費電力の低減を期待できる場合があります。なお実際の消費電力は仕様や条件によるため、具体的な検討の際には一度ご相談ください。
火力発電所(排煙脱硫装置)
化石燃料の燃焼時に発生する排気ガスに含まれる硫黄酸化物を除去するために稼働している排煙脱硫装置。そこでガス吸収液を循環させているのがワーマン®ポンプです。高い耐腐食性が評価されています。
浄水場(汚泥脱水)
河川の水を取り入れ、水を浄化する浄水場においてポンプ内部の破損でオイルが水に混入することは、どんなことがあっても防ぐ必要があります。そのために独自の二重構造を持つフェルバポンプが各地の浄水場で導入されています。
火力発電所(排煙脱硫装置)
化石燃料の燃焼時に発生する排気ガスに含まれる硫黄酸化物を除去するために稼働している排煙脱硫装置。そこでガス吸収液を循環させているのがワーマン®ポンプです。高い耐腐食性が評価されています。
浄水場(汚泥脱水)
河川の水を取り入れ、水を浄化する浄水場においてポンプ内部の破損でオイルが水に混入することは、どんなことがあっても防ぐ必要があります。そのために独自の二重構造を持つフェルバポンプが各地の浄水場で導入されています。















































