プツマイスターポンプ KOS740
優れたノウハウを蓄積し、新しい市場ニーズに
対応したコンパクトサイズのピストンポンプ
-
中高圧タイプ、及び大容量タイプと同様の供給装置により、強力な混練により均一なスラッジを生成することで安定した圧力での運転が可能。
さらに、特殊な形状の二軸スクリューが相互にクリーニングし合い、搬送物の付着を防止。ポンプホッパー内のS型揺動管が、流動性の低い搬送物及び異物混入時に対応。
優れたノウハウを蓄積し、新しい市場ニーズに対応したコンパクトサイズのスラッジポンプをラサ商事がご提供します。特殊な形状の二軸スクリューが相互にクリーニングし合い、搬送物の付着を防止。ポンプホッパー内が流動性の低い搬送物及び異物混入時に対応。さらに中高圧タイプ及び大容量タイプと同様な供給装置により、強力な混練により均一なスラッジを生成することで安定した圧力での運転が可能です。下水処理場、産業廃棄物処理などに実績のあるスラッジポンプです。

油圧及びデリバリーシリンダーの長さが短く機器全体をコンパクトに。

高濃度スラッジの圧送で低吐出量及び低圧に特化しランニングコストを抑制。

搬送物内に50%程度の異物が含まれていてもスムーズな圧送が可能。
下水処理場、産業廃棄物処理、製紙、製糖分野、焼却炉供給ポンプ。
ピストンポンプの種類
ピストンポンプは構造や用途によってさまざまな製品があります。
1.構造による違い
まずは構造によって分類されるピストンポンプをご紹介します。
・シングルピストンポンプ
単動型のピストン構造で、前後に動くことで配管に移送物を押し込みます。
固形物を含む非流動性物質・高粘性物質の圧送に適しています。
・ダブルピストンポンプ
複動型のピストン構造で、各ピストンが交互に動くことで移送物の吸込み・圧送を行います。移送物の連続的な圧送が可能です。
2.駆動方式による違い
次に駆動方式ごとのピストンポンプをご紹介します。
・油圧駆動型ピストンポンプ
油圧システムを利用してピストンを動かす方式。高圧が必要な用途に適しています。
・電動駆動型ピストンポンプ
電動モーターを利用してピストンを動かす方式。高効率で、流量制御に優れています。
3.特長による違い
ピストンポンプの特長によっても、様々な種類があります。
・高圧ピストンポンプ
ピストンポンプの中でも特に高圧が求められる用途に適したもの。高圧環境に耐えられるように、耐久性の高さや、圧力損失を極力減らした高効率な仕様のものが多いです。
・小型ピストンポンプ
様々な設置環境で使用できるように小型化されたピストンポンプ。部品や内部構造の工夫により小型化したものや、素材の工夫によって軽量化したものなど様々な種類があります。
よくあるご質問
- ピストンポンプとは何ですか?
ピストンポンプとは、容積式ポンプの一種で、シリンダー内部のピストンの往復運動によって液体を容積変化させて送液します。ピストンが後退する際にシリンダー内に液体を吸い込み、前進する際に液体を吐出口から押し出します。
- ピストンポンプとプランジャーポンプの違いは何ですか?
最も大きな違いは、両者の構造におけるシール機構にあります。ピストンポンプはピストン側にシール(ピストンリングやパッキン)があり、これがシリンダー内を摺動します。一方、プランジャーポンプは、シリンダー側にあるシールの中をプランジャー(ロッド状のピストン)が摺動します。一般的にプランジャーポンプの方がより高圧に対応できます。
- ピストンポンプの主な用途は何ですか?
ピストンポンプの用途は多岐にわたります。発電所で発生する灰を高濃度の状態で埋立地まで圧送したり、下水汚泥の脱水ケーキを焼却炉まで直接投入する設備に導入されております。建設現場においては、コンクリートを高所へ直接圧送することも可能です。さらに、様々なものが混入する産業廃棄物を、詰まらずに圧送することも可能です。
- ピストンポンプの長所・特徴は何ですか?
ピストンポンプは、他のポンプと比較して非常に高い圧力を誇り、長距離圧送、焼却炉への圧入など、高圧力が求められる環境での使用が一般的です。また、固形物やスラリーなどさまざまな揚液を扱うことができます。
- ピストンポンプを選ぶ際のポイントは何ですか?
選定の際に検討すべき内容の一例をご紹介します。
用途と揚液の特性:使用環境(下水、工業、医療等)と扱う液体(水、油、薬品、スラリー等)の粘度・腐食性・温度を明確にしましょう。
圧力と流量:必要な圧力と流量を確認し、これらに適するサイズと種類のポンプを選定します。ピストンポンプは、高圧が必要な場合に適しています。
材質:ポンプの寿命を延ばす観点から、揚液の腐食性・研磨性に応じた材質を選ぶことも大切です。
駆動方式:用途に応じて電動やより高圧な条件に適する油圧など適切な駆動方式を選びます。
メンテナンス、耐久性およびメーカーサポート:長期的な運用コストを考慮し、部品交換や清掃の容易さ、耐久性を考慮しましょう。また、保証や技術面でのサポートが万全であるかも重視すべきポイントです。
- どのような搬送物に使われますか?
ピストンポンプは様々な搬送物に使用されます。
ポンプの種類によっても得意とする搬送物は異なり、下記のような例が挙げられます。ダブルピストンポンプ:下水脱水ケーキ、異物を含んだ下水スラッジ、石炭スラリー、高濃度フライアッシュスラリー、ボトムアッシュスラリー、コンポスト、タールスラッジなどの特殊廃棄物、高粘性の化学物質・廃泥、廃油、危険廃棄物
シングルピストンポンプ:乾燥した紙パルプ、ドラム缶片を含む破砕された産業廃棄物、下水処理場のし渣、破砕された家庭ゴミ、製紙チップ、建設廃材などと高粘性物質・非流動性物質等の混合物
- どのようなメンテナンスが必要ですか?
定期的な分解点検と部品交換が必要となります。なお吐出圧の異常な変動、部品同士の接触や漏れに起因する異音などの有無を日常的に確認する、これらに気づくことも重要です。
- ポンプ本体から油が漏れています。
漏れ発生箇所付近のシールが摩耗もしくは損傷している可能性があります。この場合、該当するシールの新品交換が一般的です。
- ポンプ本体から異音がします。
シリンダー部から金属接触音や異常な摩擦音が発生している場合、ピストンやピストンリングの破損が可能性として考えられます。対応として、安全を確かめた上での内部点検ならびに必要に応じて部品の交換が一般的です。

























































