バイブレーティングスクリーンSEU型(振動ふるい機)

選別分級シリーズ
1~10mmまでの篩分け低騒音で保守管理が簡単な環境対応型振動ふるい機
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粉粒・不燃物・スラグ・骨材・残土・環境設備のふるい分けに加えて、固液の脱水・分離に最適な振動ふるい機器です。
[バイブレーティングスクリーンSEU型 大平洋機工株式会社]
- 軽量でコンパクト、網交換の容易
- 多彩なタイプの網ラインナップ
- 独自目詰まり防止装置・防塵タイプ等オプション対応
- 固液分級・洗浄脱水シリーズもあり
振動ふるい機とは
振動ふるい機は、粒のサイズや形状に基づいて原料を選別するための機械です。この機械は、網やパンチングメタルを通じて原料を効率的にふるい分けます。建設、鉱業、農業、食品加工など、幅広い分野で利用されており、用途は非常に多様です。例えば、建設業では土砂や砂、骨材の粒度管理に、鉱業では鉱石や石炭の選鉱に、農業や食品加工では穀物や食品の異物除去処理に役立っています。振動ふるい機の大きな特徴は、その高い選別精度と効率性です。網の目の大きさや振動の強さを調整することで、さまざまな粒のサイズを正確に分けることができます。これにより、製品の品質向上や付加価値の向上に寄与します。また、異物除去や粒径の調整が可能で、製品の型番を分ける際にも非常に便利です。
振動ふるい機の仕組み
振動ふるい機の基本的な動作原理は、ふるい面に取り付けられたウエイトの回転により振動を発生させることです。上部にあるアンバランスウエイトは水平振動を引き起こし、素材を回転方向に移動させます。一方、下部のウエイトは垂直振動を生じさせ、素材を外周方向に動かします。これらの動きが組み合わさることで、ふるい面に三次元運動が生まれ、効率的なふるい分けが可能になります。この振動ふるい機には、メーカーごとに、さまざまな型やタイプがあり、用途や処理する原料に応じて選択されます。例えば、振動式は上下の動きを活用する仕様で、鉱業や建設業で広く使用され、回転式は筒状のスクリーンを回転させることで選別を行い、トロンメルとも呼ばれます。ディスクタイプは複数の円盤を回転させて分類を行い、選別精度が高いのが特徴です。
また、振動ふるい機は網目のサイズと振動の組み合わせによって選別精度を高めることが可能です。これにより、異物の除去だけでなく、粒径の材料を規定範囲内で選別し、製品の型番を分けることもできます。このような機械は、粒状製品の品質向上に大きく貢献し、多様な産業での使用が期待されています。振動ふるい機を選定する際は、用途や処理する原料の特性に応じた適切な機種を選ぶことが重要です。
鉱業・窯業・肥料・飼料・食品・化学・他
主な用途
■1~10mmまでの篩分け 低騒音で保守管理が容易な環境対応型振動ふるい機
