スラリーポンプ 製品サイト:HOME > ポンプの豆知識 > エキスペラーシール
遠心式ポンプの軸封(シール)装置は、一般的にグランドパッキンとメカニカルシールが代表的なものです。スラリーポンプの代名詞であるワーマン®ポンプではエキスペラーシールという独自の軸封機構をご提案させて頂きます。
エキスペラーシールとは、ワーマン®ポンプの発明者であるC.H.ワーマン氏(オーストラリア人技術者)により独自に開発された画期的な軸封装置です。この軸封には、ポンプの主羽根車の裏側に取り付けられたエキスペラーと呼ばれる補助羽根車が装着されます。このエキスペラーの回転による遠心力により、揚液をケーシング内に押し戻す力が働くことで、ポンプ運転中にスラリー揚液が軸封部に浸入することを抑制するシール機構のことです。※
複雑な構造のメカニカルシールと比較し、構造が単純で各パーツごとの交換作業が行い易く、初期費用やランニングコストを抑えて運用することができます。様々な押し込み条件に対応可能であり、高い軸封性能を誇るベストセラーです。
- ※シールできる条件は、機種、仕様、配管状況により変化します。
またポンプ停止中はグランドパッキンやリップシールなどでスラリー揚液をシールします。
エキスペラーのメリット
- メカニカルシールと比べ安価な為、スラリーポンプ本体の初期費用、部品の保守・維持費用を低く抑えられる
- 構造が単純で部品交換作業が容易
- 無注水での使用も可能で、注水配管・注水設備などユーティリティーの簡略化が可能な為、設備の初期費用、
保守・維持費用を低く抑えられる - 10m程度までの高い押し込み条件にも対応可能※
- ※シールできる条件は、機種、仕様、配管状況により変化します。
またポンプ停止中はグランドパッキンやリップシールなどでスラリー揚液をシールします。
エキスペラーシールのデモンストレーション動画
ラサ商事のワーマン®ポンプ
ワーマン®ポンプの特徴
- 接液部品の材質選定により、あらゆる液体及びスラリー移送が可能です。
- ポンプ構造が簡単で、分解・組立などのメンテナンスが大幅に省力化できるため、整備に手間がかかりません。
- 羽根車・ライナー等は耐摩耗性に優れています。
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