ワーマンポンプとは②

①羽根車

スラリーポンプの羽根車は、セミオープン型またはクローズ型が使用されており、ワーマンポンプも同様です。ワーマンポンプのSC型はセミオープン型(写真1)、シリーズA型はクローズ型(写真2、一部機種は除く)を採用しています。

セミオープン型、クローズ型とも固形物を流送することから、羽根幅を大きくし、閉塞を抑制する形状としています。

また、摩耗が進行しても著しく性能が低下することを防ぐため、摩耗代(しろ)を設定し羽根を厚くしています。

写真1 セミオープン型羽根車(鋳造品)

写真2 クローズ型羽根車(ゴム成型品)

②ケーシング

ケーシングは、二重ケーシング構造を採用しており、外側の鋳鉄製ケーシングの内側に金属鋳造品またはゴム成型品の交換可能なライナーを取り付けます。ケーシングは交換作業が容易になるよう2~4分割しています。損耗の状況により交換が必要な部品のみを交換することで性能を復帰させることができ、経済的です。

③軸封

ワーマンポンプに採用している軸封装置には大別して次の3タイプがあります。

 

 ①グランドパッキン
 ②エキスペラーシール
 ③メカニカルシール

 

この中から、揚液、ポンプ仕様及び客先要求も踏まえ、適切な軸封装置を選定します。
エキスペラーシールは弊社独自開発の画期的な軸封装置で、遠心ポンプの羽根車の裏側に取り付けたエキスペラーの回転による遠心力によってスラリー揚液をケーシング内に押し戻す力が働き、ポンプ運転中にスラリー揚液が軸封部に浸入することを抑制するシール機構のことです。

  • シールできる条件は、機種、仕様、配管状況により変化します。
    またポンプ停止中はグランドパッキンやリップシールなどでスラリー揚液をシールします。

④軸受部

ケーシングは、二重ケーシング構造を採用しており、外側の鋳鉄製ケーシングの内側に金属鋳造品またはゴム成型品の交換可能なライナーを取り付けます。ケーシングは交換作業が容易になるよう2~4分割しています。損耗の状況により交換が必要な部品のみを交換することで性能を復帰させることができ、経済的です。

図1 ワーマンポンプ構造断面図

⑤接液部材質

ポンプ揚液に接する接液部の材質は、耐摩耗性、耐食性を考慮した金属材質及びゴム材質を各種用意し、部品寿命、経済性などを考慮した上で、あらゆる揚液に対応できるようにしています。

 

  • 金属材料

     1. 高クロム鋳鉄系

     2. ステンレス系

     3. その他金属系

 

  • ゴム材料

     1. 天然ゴム系(NR)

     2. ブチルゴム(IIR)

     3. その他各種合成ゴム

 

引用文献:「火力原子力発電」Vol.57 No.6,p46-50、Jun 2006

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